宗教法人道会附属
松村幼稚園

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    園長のつぶやき  
 
 
 
 

令和5年度2学期

 

12月

 

どんぐりの季節もあっという間に去り

早くも、冬の足音が聞こえ始めました。

 どんぐりといえば、たくさん拾ってきて

しばらく放置していると、どんぐりの殻に

小さな穴をあけて、しろい丸々とした

幼虫が出てくることがありますよね。

なんで幼虫が出てくるのだろう??

私は、毎年の不思議を調べもしないで

まるで手品のようだといつも思っていました。

ところが、ついこの間、絵本を見ていたら

絵本についていた小冊子に「どんぐりころ

ころむし」という題で、こんな記事が出て

いました。

読み進めていくうちに、なるほど、

手品の仕掛けはこういうことだったのだ。

勿論、ご存じの方もいらっしゃると思いますが

幼虫の正体はシギゾウリムシの仲間の

幼虫だったのです。シギゾウリムシの口は長細く、

弓なりにカーブした見事な口吻を持ちます。

口吻の長さを足しても1センチにも満たないほど

小さな虫です。

メスは、どんぐりの木の枝に若い実がつく頃に

必ずその枝にいて、どんぐりに口吻で穴を

開け産卵します。“しかけ”を施すわけです。

そして、卵からかえった幼虫が、

どんぐりに穴を開け出てくるのです。

 なるほど、謎は解けました。

手品には必ず仕掛けがあるのです。

どんぐりの季節が終わった頃に知ったお話でした。

  

 

11月

 

  

今年の運動会は、4年振りにコロナ禍前の

運動会に戻すことが出来ました。

競技が増えた分、先生方子ども達は練習に

大忙しです。

何だかワクワクソワソワの毎日です。

当日は、秋晴れの運動会日和でした。

園庭の上には万国旗が風に吹かれ、年長児が

作った門の飾りが、お客様をお迎えします。  

  

松村幼稚園の運動会は、おじい様、おばあ様、

お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、

弟、妹、家族みんなで参加する運動会です。

  

子ども達は、転んでも泣きません。すぐに立ち

上がり競技を続けます。みんなで応援し合います。

ご家族の方々も、それぞれの競技に参加しました。

青空の下で食べたお弁当も美味しかったことでしょう。

 

お手伝いのお母様方も、さっさと動いてくださり、

あっという間に運動会は終わりました。

片付けも、参加した方々が手伝ってくださり、

帰りにはいつも通りの園庭に戻っていました。

 子ども達は友達と力を合わせ、

一生懸命頑張りました。

運動会を通して、また一回り大きく成長しました。

 たくさんの方々に支えていただいた運動会。

「楽しかったね

「またしたいね」 

コロナ禍前に戻った運動会を心から喜ぶとともに、

皆さんに感謝の1日でした。 

本当に楽しかったね。                     

 

 

 10月

 

    

  

 相田みつおさんの言葉に

「うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる」

という素敵な言葉があります。

子どもの世界はまさにこの世界です。

この夏も、幼稚園では、かわいい、かわいい

小さなスイカが2個実りました。

とっても小さく大人の手のひらにすっぽりと

入ってしまいます。

割ってみると黄色いスイカ。

子ども達は黄色というだけで大喜び。

 

ちょうど夏期保育の時期でしたので、

盆踊りの日にみんなでわけ合って食べました。

かわいいスイカが

子ども達のかわいい手のひらに一切れ。

どの子どもも満面の笑みです。

「いただきます」

パクッ!

「美味しい!」

あまりの小ささに、

思わず皮まで一緒に食べてしまったこどもも。

それを見て子ども達は大笑い。

 

どんなにどんなに小さなものでも

みんなでわけ合って食べると足りるのです。

わけ合って食べる事の楽しさや

うれしさを体験し共有することで、

うばい合うのではなくわけ合うことはあたり前

と思う人に育ってくれたら・・・

「あっ、なすが大きくなってる」

「いつ食べるの?」

つぎは、なすの小さな一切れが

お弁当に加わることでしょう。

世界中が「わけ合う気持ちを大切にする世界」に

なりますように。 

 

9月

 

郊外に住む我が家の窓からは

大きな空が見えます。

最近、あまり見なくなった入道雲を、

今年はたくさん見ることができました。

 

1.にゅうどうぐもだよわいてくる 

 ソフトクリーム ソフトクリーム 

 もくもく もくもく

 てんまでやまもり おまけだよ

2.いったいどなたのごちゅうもん

 かみなりさんだよ かみなりさんだ

 ゴロゴロ ゴロゴロ

 おなかをならして おまけだよ

 

まどみちおさんが作詞した

「にゅうどうぐも」の歌詞さながらの雲でした。

真っ青な空に真っ白なにゅうどうぐも。

まどさんが作詞された童謡はどの歌も、

「日本語ってなんて素敵なんだろう」

と思わされる作品ばかりです。

 入道雲ではありませんが・・・

何事にも始まりがあり、終わりがあります。

生きるということも。

子育ても同じです。

我が家の3人の息子と

最後に手をつないだのはいつだろう。

お風呂に入ったのはいつだろう。

思い出せません。

いつの間に終わってしまった子育て。

しかし、子育てしていた時の思い出は、

いつまでも鮮明に覚えています。

夏休み、ご家族でたくさんの

思い出を作られたことでしょう。

今日から2学期。行事が多い学期です。

親子で楽しい思い出をたくさん作ってください。

 

 

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