宗教法人道会附属
松村幼稚園

ようこそ!

宗教法人道会附属 松村幼稚園 のホームページへ。
  
 
                                    園長のつぶやき  
                                            ~令和4年度 2学期~ 
 
 

令和4年9月

 

 

 長い夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まります。

ご家族皆様、元気に過ごされたことでしょう。

  

 今年の夏は、道会の会員の方を訪ね先生方と南木曽を旅してきました。先生方との旅は久し振りで楽しい時間を過ごすことが出来ました。南木曽は木々の緑が美しく、山々に、モヤがかかった景色は絶景でした。田んぼのわきには、きれいな冷たい水が流れ、何とも表現しがたい水音が美しく響いていました。そして一番のごちそうは、会員の方の心尽くしのおもてなしの心でした。戦中、この地に疎開され、道会の教えを布教された松村幼稚園の創立者、松村吉助先生。その教えが今もしっかりと静かな山里に根付いていました。

             

 

10月

 
 皆さんは、10月といえば何を連想されますか。秋の果物も美味しく食欲も増し、仮装を楽しむ   ハロウィンの季節と思う方が多いのではないでしょうか。日本では10月といえば、ちょっと前まで は、十五夜さん、十三夜などススキや月見だんごを飾りお月様を愛でながら、秋の収穫に感謝し たものです。
 
  元々のハロウィンもケルト人のお祭りで、死者の霊が家族を訪ねると信じられていました。また、キリスト教のカトリックなどでは11月1日を「諸聖人の日」としてすべての聖 人と殉教者に、2日は「死者の日」として、亡くなったすべてのキリスト者に祈りを捧げます。そして、日本にはお盆にご先祖の霊を手厚く供養する風習が今も残っています。
 今月の「こどものせかい」10月号は、作者・近藤えりさんがハロウィンを舞台に、主人公のボクと、大好きだったネコのタロウの、時をこえた深い愛をシンプルに力強く表現した『ハロウィンのたからもの』という絵本です。この世界に生きるものには、必ず出会いと別れがあります。絵本の冒頭は、優しい色彩の中に、ボクとタロウが一緒に過ごしたかけがえのない時間が、短い文章の中に浮かび上がります。ハロウィンの夜、ふたたび会えるはずのなかった二人に起きた、儚い奇跡。短い文章ではありますが、突然訪れた悲しみと、一瞬でもまた会えた喜び。胸の奥にこみあげてくる言葉にならない感情。秋の夜長「童話の小部屋」の”こどものせかい”コーナーを覗いてください。きっと、大切な人に会えるような気がしますよ。
 
                          
 
 

11月

  
             
 

   雨のため延期となった今年の運動会。天候がはっきりせずに、5日遅れの開催となった。待ちに待った甲斐があり、当日は運動会日和。真っ青な空の下で行うことが出来た。延期となった運動会までの3日間の保育日、天気は定まらず時折雨も。おまけに保育室も園庭も運動会仕様になっている。どの様に過ごしているか、とお部屋をのぞきに行ってみると、月組は廃材を使って楽しそう。みんなで力を合わせ、懐かしいピンボールに似たゲームを作っている。ボールの代わりは木の実である。星組は雨の隙間をぬって外で走り回っている。「おとしあなゲーム」を、アカペラで歌いながら楽しんでいる姿も。星組が外で遊びだした様子を見て、花組も仲間入り。それぞれに楽しそう。お昼は子ども達と話し合ってイスを机にしてお弁当を食べたところ、新鮮に感じたのだろう。「明日もイスで食べたい!」と子ども達。遊具が限られた中でも工夫しながら元気に遊ぶ子ども達。心配していたのは大人だけ。子どもはまさに遊びの天才。天才に育てるには・・・時には物がなく、少し困らせることも必要なのかもしれませんね。

 

                            

 

 

12月

  

               

 たくさんのお母様方の無償の奉仕によって、秋空の下、楽しくバザーを終えることが出来ました。ありがとうございました。当日は、園内が子ども達は勿論のこと、保護者の皆様の笑顔があふれ、和やかな温かい気持ちになった一日でした。これもひとえに係のお母様方が、コロナ禍の中4月より長い期間をかけ丁寧に準備をして下さった賜物と感謝申し上げます。ありがとうございました。まだまだ、我慢することが多い日々の中で、楽しく過ごすことが出来たことに感謝する一日でした。

                         

 今、幼稚園の畑では色々な冬野菜が寒さに耐えながら春を待っています。11月は、さつま芋と里芋を収穫しました。どちらも保護者の方にいただき、今年初めて育てたものです。植える時期が遅かったこともあり、収穫量としては少なかったのですが、里芋は卒園生が作った味噌を使ってお味噌汁にしていただきました。普段野菜が苦手な子どもも、美味しいと言いながら味わっていました。これから益々寒さが厳しくなりますが、畑の野菜たちに負けることなく子ども達と元気に過ごしたいと思います。