宗教法人道会附属
松村幼稚園

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              園長のつぶやき  
                                           

令和5年度1学期

 

 4月

  

  

 

大門の横にある「うこん桜」が、大きくなり

見事に咲いています。花の色が葉の色と同じ

緑色なのであまり目立ちませんが満開でと

もきれいです。気候も良くなりいよいよ新学期。

草花は咲きだし、木々は芽吹き、それぞれ違っ

た色の緑を作り出しています。まるで、子ども

達のことを歓迎して待っているかのようです。

もうすぐ園庭に子ども達の元気な声が

返ってきます。

今年も、神様に見守られながら、ゆったりとした

時間が過ごせることを願っています。

保護者の皆様も、時には遊びに来てください。

一緒に遊びましょう。

  

 

  

 

 

 

  5月

  

 

今月は、さくらんぼのお話。

6・7年前になるでしょうか。さくらんぼの木が

苗で売っていましたので、寒い地方にしかでき

ないのにと思いつつ、半信半疑で買ってきて

植えました。

木は枯れることなく毎年成長しましたが、

花が咲きません。ということは、勿論、

さくらんぼの実もなりません。東京では

無理かと、すっかり忘れかけていた昨年、

はじめて数輪の花が咲き、ルビー色の

さくらんぼが実りました。嬉しさと、

お味は?のワクワクさと大喜びでした。

ところが、土日を挟み、月曜日に来てみると、

見事に鳥に食べられ、葉陰で鳥が気付かなかった

さくらんぼが4粒のみ。

 今年は、花が咲くところから観察し(ソメイ

ヨシノに比べて雄しべの数が倍。咲く時期も

10日ほど早い)実がある程度大きくなると、

天気が良ければ3・4日で、つやつやの

ルビー色になることを知りました。

次は鳥との戦いです。網はかけたものの、

隙間が少しでもあれば入ってしまいます。

入ったは良いが出れなくなり、助けてと

いわんばかりの鳴き声を出します。

今年は子ども達に1粒ずつは

あるかと思っています。保護者の方々も

のぞいてください。ルビー色のさくらんぼが

実っています。

畑の野菜たちも元気に育っています。

生命の力を感じる毎日です。

 

        

 

 

 6月

 

園庭は自然の恵みがいっぱいです。

特に4、5、6月は、

自然の恵みにあふれています。

今年は梅が豊作で、

小梅45kg、大梅25kgを収穫しました。

お母様方の手をお借りして

梅ジャムが大量にできましたので、

お世話になっている方々へ

おすそ分けいたしました。

 

ビワも色づき始めています。

次はビワの収穫です。

忙しい日々が続きます。

先日、あなたと健康社のお料理教室に

参加してきました。

玄米粉と上新粉を使った「おだんご」と、

黒糖とゴマを使った「きな粉棒」の

作り方をご指導いただきました。

石臼で、きな粉を挽くやり方も

教えていただきました。

今度は、お菓子作りです。

手作りのお菓子を子ども達に

食べさせてあげられる。

今しかできないステキな時間です。

子ども達が笑顔で「美味しい」と

言うことは間違いなし。

お母様方ご一緒に作りましょう。        

 

  7月

  

今月は、先月に続き石臼のお話。

 

この春、仙台でシュタイナー教育を

実践なさっている「虹のこども園」に

伺うことが出来ました。

こじんまりとしたかわいらしい、

しかし、随所に園長先生の思いが込められた

素敵な園でした。

 

 

すると、部屋の隅に石臼が置かれていました。

手作りのおやつを作る時に、石臼で

きな粉を作っているとのこと。

石臼できな粉。すっかり魅せら

れてしまいました。 

それからきな粉用の石臼探しが始まったのです。

愛知の石材店にお願いし届いたのが先々週。

先週の月曜日に蕾組の子ども達と試作。

大豆を一晩水につけ、水分を取ってコンベックで焼き、

3粒ずつ石臼の穴の中に入れては2周まわします。

それを何回も繰り返すと、石臼と石臼の間から

じわじわとなめらかな、きな粉が出てきます。

私も初めての体験。

小さな指で「い~ち、に~い、さん」と穴の中に

3粒入れてお手伝いする子ども達の愛らしさ、

とも言えない大豆の香ばしい匂い、感動の一瞬です。

 

 

まるで昔話の世界に入り込んだよう。

手間暇かけて作ったきな粉は、美味しいお菓子へと変身。

今度は本番。子ども達と作るおやつは、

どんなおやつになるのでしょう。

(石臼は、昨年のバザーの収益金で

買わせていただきました。感謝申し上げます)

 

   

 

 

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