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9月 |
長い夏休みが終わりました。
今年は、夏休みが終わってもなかなか涼しく
ならず、夏の暑さはもう少し続きそうです。
引き続き、子ども達が熱中症にかからない様に、
気を付けて保育に取り組みたいと思います。
さて、保護者の方々もご存じの通り、
幼稚園の隣はモンゴル大使館です。
中国の北側に位置し、とても寒い国です。
以前から、ゲルに泊まり満天の星空を眺め、
大草原の中を馬に乗ってみたいと思っていました。
寒いため、観光のベストシーズンは、
6月から8月頃までと聞いていましたので、
思い切ってこの夏訪ねてみました。
ウランバートルからテレルジに向かいます。
景色はだんだんと草原になり、はるか遠くには
山も見えてきました。ゲルが草原のあちらこちらに
見えるようになり、牛や馬、羊なども
のんびりと美味しそうに草を食べています。
時折ラクダも見られます。それぞれの土地の境に
大きな柵もなく、家畜もつながれている様子はなく、
ただただのんびりと、
草を食べながら自由に移動しています。
風が強いためか、大きな木は生えず、
草も短めです。
見渡す限りの大草原が続いています。
草原の中を通っているのは1本の幹線道路だけ。
なんとも雄大な景色です。
ふと、道路の両脇に目を向けると、
ペットボトルなどのごみが捨てられ、
そのまま放置されていました。
雄大な景色の中に、とても残念な光景でした。
地球を綺麗にするのも、汚すのも私たち人間です。
年々勢いを増す異常気象。
神様から私たち一人ひとりに与えられた
大きな課題かもしれません。
7月 |
幼稚園生活は、季節の移り変わりと共に、
自然に寄り添いながら行われます。
保育のカリキュラムはたてていても、
自然の営みが優先されます。
そして、毎年同じ様に行われることはありません。
1学期の行事といえばたくさんありますが、
梅を収穫し、梅干しや梅ジャムを作ります。
びわやヒメタケ、さくらんぼも食べます。
梅雨に入ってから快晴が続き、久し振りに一週間で
3回水遊びができました。
しかし、あまりの暑さに熱中症予防として
テントを出しプール半分をおおいました。
この様なことをしたのは初めてです。
そして、7月中旬には、
月組の子ども達の記憶に残るであろうお泊り保育が
行われます。
毎年、子ども達と担任が話し合いながら計画をたて
ますので、今年はどんなお泊り保育になるのか楽しみです。
近年、毎年繰り返される自然の営みが、
大きく変化していることを感じます。
しかし、ゆったりとした時間の流れの中で、
四季を感じながら自然と共に生きていく
貴重な体験は、
幼稚園時代にしか味わえない大切な経験です。
この経験が、
豊かな人格を育んでくれることを信じています。
6月 |
今年も、さくらんぼがたくさん実り、
数回に分け、子ども達と美味しく味わいました。
さくらんぼは色づきはじめたら、
1日でルビー色になり、鳥達も大好きで、
網をかけないと食べられてしまいます。
今年のゴールデンウイークは4日間。
まだ色付いていないさくらんぼもありましたが、
鳥にもおすそ分けと思い網を外すことにしました。
外しているとさっそくめじろがやってきました。
美しい緑のからだと、
目の周りが白で縁取られている
美しさに見とれていると、
めじろも私に気が付き飛び去ってしまいました。
さて、ゴールデンウィークも終わり、
さくらんぼは食べられてしまっただろうと、
そっと覗いてみると、
きれいに実を食べ種だけがぶら下がっています。
鳥もさぞかし美味しかっただろうと思いながら
その場を立ち去ろうとすると、
奥の方に真っ赤なさくらんぼが
10粒ほど残っているではありませんか
。あら、鳥もおすそ分けしてくれたのかしら???
その日は「あなたと健康社」の先生方の講演会。
鳥が残してくれたさくらんぼは、
先生方のおやつになりました。
自然界には不思議がいっぱい。
子ども達と一緒に自然の不思議を探しながら、
自然に感謝し自然と共に生活していきたいと思います。
5月 |
先週幼稚園に、高校2年になる卒園生から
電話がかかってきました。
電話口の声をきいて、すっかり大人びた声に、
もしかして、これが、おれおれ詐欺の手口なのかと、
声が出ませんでした。
一瞬の沈黙の後、恐る恐る「○○君」と聞くと
「そうです。今から遊びに行って良いですか?」
声こそ大人ですが、確かに○○君の話し方です。
急いで自転車に飛び乗ったらしく、
あっという間の到着です。
「最近、幼稚園に行ってなかったので
行きたかったのですが、学校やアルバイトで
忙しくて」とのこと。
しばし、近況や懐かしい幼稚園の頃の
思い出話をして、元気に帰っていきました。
それから数日後、全員参加の日曜学校の日にも、
この日を何で知ったのか?小学4年生の男の子が、
日曜学校の募金箱にと千円札を握りしめて
やって来ました。
その子も懐かしそうにしばらく遊んで、
幼稚園の頃の自分の話をして帰りました。
私立の幼稚園にはいつでも懐かしい先生方が
いらっしゃいます。
きちんとした目的はないかもしれないけれど、
ふと、行ってみたいと思える場所なのかも知れません。
時代の変化と共に、私立幼稚園の現状は、
厳しい状況ですが、
これからも、卒園生が立ち寄りたいと思った時に、
その場所に昔と変わらない姿で幼稚園があり、
知っている先生方が迎えてくれる。
その様な場であり続ける事に意味があると、
心から思う出来事でした。
4月 |
今年も、穏やかに新しい春を迎えました。
畑では、昨年植えたスナップエンドウが、
寒い冬を越して大きく育ち、
たくさんの実を付けました。
収穫したスナップエンドウは、早速、預かり保育に
来ていた子ども達のおやつになりました。
今日から、進級した子ども達も登園します。
まだまだ、たわわに実っていますので、
子ども達と収穫してすぐに食べたいと思います。
ミモザの木の隣では、たくさんのサクランボの
実がすくすくと成長しています。
12日は入園式。
新しい子ども達を迎え、賑やかな日々が戻ってきます。
子ども達も太陽の光や風など自然の恵みを
たくさん浴びながら、大きく成長して欲しいものです。
保護者の皆様も、
幼稚園の活動をお子さんと一緒に楽しんでください。
本年も、よろしくお願いいたします。