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3月 |
幼稚園には、一年を通して様々な方面から、
たくさんの研修のお誘いが来ます。
特に夏休みは多く、先生方はたくさんの
研修の中から、自分が学びたい研修を
探して参加します。
私が最近参加した研修の中で
「遊びから学問が生まれる」という言葉が
耳にとび込んできました。
遊びの中から生きていくうえで大切な知恵を学ぶ。
更に遊び込むことによって、
知恵から学問が生まれるということなのだろうか。
その知恵を学ぶ遊びの場とは、
園庭であり、保育室です。
はたして、園庭や保育室には学問が生まれる
土壌があるのでしょうか?
心配になってきました。
もうすぐお別れの時期を迎えます。
そして、新しい年度が始まります。
この節目の時期に、当たり前の様に
置かれてある一つひとつの遊具に、
向き合ってみようと思いました。
良い学びをいただいた時間でした。
2月 |
お正月遊びも終わり毛糸遊びが始まります。
先生方は1月に入るとすぐに、
毛糸遊びの準備に取り掛かかります。
毛糸遊びは子ども達が
楽しみにしている遊びの一つですが、
準備が大変なのです。
そして、子どもたち一人ひとりの
やりたい気持ちにこたえるのも大変です。
そこで、ここ数年はお母様方にもお願いして、
子ども達に編み方を教えていただく
お手伝いをしてもらっています。
中には全く興味を示さない子どももいます。
一番寒い時期ですので、
じっと座りながらの手作業は寒いだろうに
と思いながら子ども達を見ていると、
集中しながらも、友達と楽しく
おしゃべりしながら手を動かしているので、
この時期ならではの松村らしい
良い活動だと思っています。
寒さの中で一生懸命作った指編みや機織り、
リリアンなど、
そのままでも十分素敵なのですが、
ちょっと手を加えることによって、
より良いものになればと、
子ども達一人ひとりのリクエストを聞きながら
仕上げのお手伝いをするのが私の楽しみです。
お母様方、先生方にお手伝いいただきながら、
さて今年はどんな作品が出来るのでしょうか。
1月 |
12月 |
11月 |
10月 |
今月は、日曜のごミサの時に
神父様がお話ししてくださったお話を
ご紹介します。
お父さんと男の子が散歩をしていると、
生き物の死がいがありました。
子どもは、お父さんに
「死んでしまったの」と、聞きました。
お父さんは
「そうだよ」と、答えました。
「どうして」と、子どもは聞きました。
「命あるものは死ぬんだよ」
さらに子どもは、聞きました。
「お父さんもお母さんも」
「そうだよ。命も人生も、
永遠に続かないから価値があるんだよ」
「だからこそ、命を人生を
大切に生きなくてはならないのだよ」
その言葉を聞いた男の子は、
じーっと考えていました。
と、いうお話です。
「命も人生も、永遠に続かないから価値がある」
私の心に、深く刻まれた一言でした。
9月 |
今年の夏休みを振り返ってみると
「何しろ暑かった」
「自然災害が多発した」
「初めての夏祭り」
この3つの出来事が思い出されます。
今年から週4日になった預かり保育では、
子ども達はいっぱい汗をかきながら、
元気に遊んでいました。
あまりの暑さに、外遊びよりも室内遊びが
多くなりましたが、こんなに賑やかな
夏の幼稚園も初めてです。
そして、台風等自然災害の怖さを
強く実感しました。
夏期保育の最終日は、初めての試み「夏祭り」。
体はクタクタに疲れましたが“楽しかった”
という感情が勝り、
とても楽しい思い出となりました。
お手伝いいただいた保護者の皆様、
ありがとうございました。
初めて尽くしのこの夏。
考えさせられることも多かった夏休みでしたが、
無事に2学期を迎えることが出来る事に
感謝しながら、今学期もたくさんの行事を、
子ども達と楽しんでいきたいと思います。
保護者の皆様、変わらぬご協力、
よろしくお願いいたします。
これからも、子ども達と共に大いに
楽しんで参りましょう。
7月 |
職員室の隅に換気扇があります。
換気扇が取り付けられた理由も分からないままに、
忘れられた存在でした。
6月中旬、その換気扇から蜂が入ってきて
巣を作っているとの報告を受けました。
それは大変。フード付きの長袖を着、長い棒に
殺虫剤を持って職員室に向かいました。
以前、保育室の窓下(外側)に
2回巣を作られたことがあったからです。
入って見ると職員室の内側の壁に、
泥で小さな巣を作り始めたところでした。
どうもドロ蜂のようです。
攻撃的な蜂ではありませんが、
それなりの大きさはあります。
すぐに巣を壊し窓を閉めると、
一匹のドロ蜂がブンブンと窓の外を
飛び回っています。
女王蜂でしょうか?翌日も飛んでいます。
すると、その日のお昼頃、窓が開いていた
星組の壁に新しい巣を作り始めました。
担任はすぐに子ども達を避難させます。
その日の保育は水遊び。ドロ蜂には、
もってこいの巣作り日和だったのです。
しっぽにはかわいい泥だんごを2つもくっつけ、
子どもが留守の静かな部屋でせっせと
巣作りに励んでいたのでしょう。
巣作りの材料は、
何と職員室の真下にある泥場の土。
距離が近いうえに
湿り具合もいい具合だったのでしょう。
巣があるということは、
また蜂がやって来るということ。
作った場所が悪かったために、
今回もかわいい巣は、
壊さざるを得ませんでした。
その後も蜂はやってきます。
そして巣があったところを探しながら
飛び回っています。
窓を閉めっぱなしという訳にもいかず・・・
命あるものは、自分の命を全うしようと
懸命に生きています。
現在、生き物の頂点に君臨している人間は、
それぞれの命に善悪をつけ、
時には利用し、時には駆除したりします。
非常に悲しいことですが、
人間同士の間でもおこっています。
今回、子どもを守るために、
命に善悪をつけてしまいました。
そして、人間は他の命を
いただかなければ生きていけません。
だからこそ、大切な
「いただきます」
「ごちそうさま」
の本当の意味を、子ども達にも伝えていきたいと思います。
6月 |
6月4日は、例年行われている
チャイルドヘルスケア協会の柴田先生による
足の測定日です。
今回は、以前柴田先生からお聞きしたお話を
ご紹介したいと思います。
『子ども達の中で「速く走れるようになりたい」
そう思っている子は多いと思います。
速く走る道具は、なんといっても「靴」です。
靴と一言で言っても
様々な靴の種類がありますよね。
どんな靴を履くとどれくらいの
スピード差がでるのか?実際に実験した
記録がありましたので紹介します。
靴の種類は、3種類。
A)マジックテープ付き
B)スニーカーやスリッポン(ベルト無し)
C)長靴 距離は25m 年齢は、年長さんです。
結果は、A)9.74秒 B)10.03秒
C)12.10秒でした。
運動するときや園での様々な活動をするときは、
ベルトが付いた靴が動きやすいようです。
歩く・走るなどの有酸素運動によって脳の
発達が促され、脳が発達すると身体運動も発達する、
という成長の原理原則があります。
実際、「歩く・走るなどの有酸素運動を
よくする子どもの脳は大きい」
というデータがあります。
動きにくさは、活動の機会を
奪ってしまうこともありますので、
ご注意ください』とのことです。
6月4日の測定結果は、
後日保護者の方々にお知らせいたします。
ご自分のお子さんの靴を見直す
良い機会になるかもしれませんね。
5月 |
先日、私用で秩父に行ってきました。
高速道路を降りてから、山の中の一本道を
40キロほど走りました。
山々は新緑に彩られとても美しく、
言葉も忘れて見いってしまいました。
同じ緑なのに、こんなにも色々な緑が
あるなんて・・・
それぞれに違った緑が何ともいえない
調和をかもし出し美しいのです。
あらためて自然の偉大さを感じずには
いられませんでした。
子ども達も同じです。
それぞれ顔が違うように、性格も違います。
一人ひとり、個性豊だからクラスの調和が
保たれています。
つぼみ組や花組の子ども達は、
幼稚園生活が始まったばかりです。
進級した子ども達も、担任の先生や
お部屋が変わり、
慣れているはずの園生活であっても、
戸惑うこともあるでしょう。
今は、クラスがでこぼこしている
時期かもしれませんが、
友達とたくさん遊ぶなかで、
ケンカをしたり、仲良く遊んだりしながら、
大好きな友達をたくさん作って
、まるみのあるクラスへとまとまっていきます。
子ども達は、春、夏、秋、冬を幼稚園で過ごし、
新しい春がやってくる頃には、
大きく成長した姿を見せてくれることでしょう。
4月 |
今年は、桜が満開の中新学期がはじまります。
何年振りでしょうか。
日本の新学期のスタートには、桜が似合います。
良い一年になることでしょう。
大門の横にある「うこん桜」も、
蕾が大きく膨らんで、今にも咲き出しそうです。
畑の「じゃがいも」も、芽が出はじめました。
草木も一斉に芽吹きはじめ、
新しい春のスタートです。
子ども達は、神様に見守られながら、
四季折々の遊びを楽しむことでしょう。
保護者の皆様、今年も変わらぬご協力
よろしくお願いいたします。