宗教法人道会附属
松村幼稚園

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     園長のつぶやき  
 
 
 令和6年度2学期
 
 

  11月

   
 
 
 
今年は、柿の木に実がびっしりとなりました。
豊作です。
例年のようにカラスよけの網をかぶせ、
実が色付くのを待ちました。
カラスもさくらの木に陣取り、眺めています
すでにつつかれた実もあります。
そろそろ食べ頃と、
秋晴れの日に園庭で柿をむきました。
次から次へと小さなお客様が来るので、
追加、追加で30個程むきました。
なかには、そこから動かず
食べつづけている子どももいます。
勿論、食べ過ぎはいけません。
ある程度食べたら、
他の子どもと変わります。
夏の暑さが影響しているのでしょうか、
表面が日に焼け、
種も水分がなくしわしわです。
さらに、へたのちかくはつるんとした黄色です。
何だか渋そうです。
丁度、保護者の方々がいらっしゃいましたので、
おすそ分け。
「渋くありませんでしたか?」と、聞いてみると
「渋いのもありました」
との答え。
私も食べてみると、かなり渋い。
しかし、
子ども達は美味しそうに食べつづけています。
「渋みとは?」
調べてみると、渋みは味覚神経ではなく
痛覚や温度覚で感じとる味だそうです。
なるほど、子ども達が
おかわりして食べつづけている姿は、
「渋み」と「美味しくない」とは別のものと
教えてくれているようです。
また一つ、勉強になりました。
とにもかくにも、足りなければ木からもぎって
お腹いっぱい食べられる。
何と幸せなことでしょう。
 
 
 

  10月

 
 

今月は、日曜のごミサの時に

神父様がお話ししてくださったお話を

ご紹介します。

 お父さんと男の子が散歩をしていると、

生き物の死がいがありました。

子どもは、お父さんに

「死んでしまったの」と、聞きました。

お父さんは

「そうだよ」と、答えました。

「どうして」と、子どもは聞きました。

「命あるものは死ぬんだよ」

さらに子どもは、聞きました。

「お父さんもお母さんも」

「そうだよ。命も人生も、

 永遠に続かないから価値があるんだよ」

「だからこそ、命を人生を

 大切に生きなくてはならないのだよ」

 その言葉を聞いた男の子は、

じーっと考えていました。

と、いうお話です。

「命も人生も、永遠に続かないから価値がある」

私の心に、深く刻まれた一言でした。

   
 

  9月

  
 

今年の夏休みを振り返ってみると

「何しろ暑かった」

「自然災害が多発した」

「初めての夏祭り」

この3つの出来事が思い出されます。

今年から週4日になった預かり保育では、

子ども達はいっぱい汗をかきながら、

元気に遊んでいました。

あまりの暑さに、外遊びよりも室内遊びが

多くなりましたが、こんなに賑やかな

夏の幼稚園も初めてです。

そして、台風等自然災害の怖さを

強く実感しました。

夏期保育の最終日は、初めての試み「夏祭り」。

体はクタクタに疲れましたが“楽しかった”

という感情が勝り、

とても楽しい思い出となりました。

お手伝いいただいた保護者の皆様、

ありがとうございました。

初めて尽くしのこの夏。

考えさせられることも多かった夏休みでしたが、

無事に2学期を迎えることが出来る事に

感謝しながら、今学期もたくさんの行事を、

子ども達と楽しんでいきたいと思います。

保護者の皆様、変わらぬご協力、

よろしくお願いいたします。

これからも、子ども達と共に大いに

楽しんで参りましょう。

 

 
 
 
令和6年度1学期
  
 

  7月

 
 
 

職員室の隅に換気扇があります。

換気扇が取り付けられた理由も分からないままに、

忘れられた存在でした。

6月中旬、その換気扇から蜂が入ってきて

巣を作っているとの報告を受けました。

それは大変。フード付きの長袖を着、長い棒に

殺虫剤を持って職員室に向かいました。

以前、保育室の窓下(外側)に

2回巣を作られたことがあったからです。

入って見ると職員室の内側の壁に、

泥で小さな巣を作り始めたところでした。

どうもドロ蜂のようです。

攻撃的な蜂ではありませんが、

それなりの大きさはあります。

すぐに巣を壊し窓を閉めると、

一匹のドロ蜂がブンブンと窓の外を

飛び回っています。

女王蜂でしょうか?翌日も飛んでいます。

すると、その日のお昼頃、窓が開いていた

星組の壁に新しい巣を作り始めました。

担任はすぐに子ども達を避難させます。

その日の保育は水遊び。ドロ蜂には、

もってこいの巣作り日和だったのです。

しっぽにはかわいい泥だんごを2つもくっつけ、

子どもが留守の静かな部屋でせっせと

巣作りに励んでいたのでしょう。

巣作りの材料は、

何と職員室の真下にある泥場の土。

距離が近いうえに

湿り具合もいい具合だったのでしょう。

巣があるということは、

また蜂がやって来るということ。

作った場所が悪かったために、

今回もかわいい巣は、

壊さざるを得ませんでした。

その後も蜂はやってきます。

そして巣があったところを探しながら

飛び回っています。

窓を閉めっぱなしという訳にもいかず・・・

 

 命あるものは、自分の命を全うしようと

懸命に生きています。

現在、生き物の頂点に君臨している人間は、

それぞれの命に善悪をつけ、

時には利用し、時には駆除したりします。

非常に悲しいことですが、

人間同士の間でもおこっています。

今回、子どもを守るために、

命に善悪をつけてしまいました。

そして、人間は他の命を

いただかなければ生きていけません。

だからこそ、大切な

「いただきます」

「ごちそうさま」

の本当の意味を、子ども達にも伝えていきたいと思います。

 

 

  6月

 
 

6月4日は、例年行われている

チャイルドヘルスケア協会の柴田先生による

足の測定日です。

今回は、以前柴田先生からお聞きしたお話を

ご紹介したいと思います。

『子ども達の中で「速く走れるようになりたい」

そう思っている子は多いと思います。

速く走る道具は、なんといっても「靴」です。

靴と一言で言っても

様々な靴の種類がありますよね。

どんな靴を履くとどれくらいの

スピード差がでるのか?実際に実験した

記録がありましたので紹介します。

靴の種類は、3種類。

A)マジックテープ付き 

B)スニーカーやスリッポン(ベルト無し)

C)長靴 距離は25m 年齢は、年長さんです。

結果は、A)9.74秒  B)10.03秒

 C)12.10秒でした。

運動するときや園での様々な活動をするときは、

ベルトが付いた靴が動きやすいようです。

歩く・走るなどの有酸素運動によって脳の

発達が促され、脳が発達すると身体運動も発達する、

という成長の原理原則があります。

実際、「歩く・走るなどの有酸素運動を

よくする子どもの脳は大きい」

というデータがあります。

動きにくさは、活動の機会を

奪ってしまうこともありますので、

ご注意ください』とのことです。

6月4日の測定結果は、

後日保護者の方々にお知らせいたします。

ご自分のお子さんの靴を見直す

良い機会になるかもしれませんね。     

 
 

  5月

 
 
 
 

先日、私用で秩父に行ってきました。

高速道路を降りてから、山の中の一本道を

40キロほど走りました。

山々は新緑に彩られとても美しく、

言葉も忘れて見いってしまいました。

同じ緑なのに、こんなにも色々な緑が

あるなんて・・・

それぞれに違った緑が何ともいえない

調和をかもし出し美しいのです。

あらためて自然の偉大さを感じずには

いられませんでした。

子ども達も同じです。

 

それぞれ顔が違うように、性格も違います。

一人ひとり、個性豊だからクラスの調和が

保たれています。

つぼみ組や花組の子ども達は、

幼稚園生活が始まったばかりです。

進級した子ども達も、担任の先生や

お部屋が変わり、

慣れているはずの園生活であっても、

戸惑うこともあるでしょう。

今は、クラスがでこぼこしている

時期かもしれませんが、

友達とたくさん遊ぶなかで、

ケンカをしたり、仲良く遊んだりしながら、

大好きな友達をたくさん作って

、まるみのあるクラスへとまとまっていきます。

子ども達は、春、夏、秋、冬を幼稚園で過ごし、

新しい春がやってくる頃には、

大きく成長した姿を見せてくれることでしょう。

 

 

  4月

 
 
 

今年は、桜が満開の中新学期がはじまります。

何年振りでしょうか。

日本の新学期のスタートには、桜が似合います。

良い一年になることでしょう。

大門の横にある「うこん桜」も、

蕾が大きく膨らんで、今にも咲き出しそうです。

畑の「じゃがいも」も、芽が出はじめました。

草木も一斉に芽吹きはじめ、

新しい春のスタートです。

子ども達は、神様に見守られながら、

四季折々の遊びを楽しむことでしょう。

保護者の皆様、今年も変わらぬご協力

よろしくお願いいたします。