宗教法人道会附属
松村幼稚園

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   園長のつぶやき  
   ~令和2年度 3学期~ 
 
 
 

令和3年 1月

 新しい年が始まりました。
 年末から年始にかけて天気も良く、風が冷たい日もありましたが穏やかに過ごす事が出来ました。私も冬休みに入り感染予防のためテレワークが続いていましたので、お正月明けの園庭は、何ともすがすがしく新鮮です。どこまでも空は青く、池の鯉もゆっくり泳ぎ、寒さの中パンジーは色鮮やかに咲き、葉を落とした木々の枝が園庭に素敵なシルエットを描いています。自然は何も変わらないのに・・・
 当たり前の日常が戻ることを願う祈りは続きます。

浅田 スミ子
 
   
     
 

令和3年 2月

 ある時、本のページをめくっていると、子ども達が同じブランコに3人だったか5人だったか並んで座り、楽しそうにこいでいる写真が目に入りました。これは面白い。早速男性諸君に構想を話し、とりあえず2人乗りのブランコから試すこととし作成を頼み、その後は安心してしまい、す~っと頭から抜け落ちていました。先日急ぐ仕事もひと段落したので、久し振りに子ども達と過ごそうと外に出てみると、ブランコは一人乗りのまま。聞いてみると忘れていたとの事。それなら「よし!」と、物置に木を探しに行き丁度良い木を見つけ、早速作業開始。木の板に直接図面を書き、島先生が木の板を切り穴をあけ、同時進行で事務所の美子先生が東急ハンズまでロープを買いに自転車で走り、あっという間に2人乗りのブランコの完成。さすが子ども達。2人乗りのブランコを見つけあっという間に列が出来ました。1人乗りのブランコは、自分のペースでこげるけど、2人乗りのブランコはそうはいきません。気持ちを合わせてこがないと、すぐにブランコが歪んでしまいます。1人乗りのブランコを思いっきりこぎ楽しむ子。2人乗りのブランコを大好きなともだちと仲良くこぐ子。それぞれです。
 ところが残念。2~3日過ぎたころ、以前から弱っていたブランコを支える木の柱の根元が怪しくなり、修理することに。子どもでも2人になると柱に加わる衝撃も大きくなるようです。しばし待たなくてはいけません。子ども達にとってブランコに乗ることも大切なお勉強。コロナ禍の中においても、たくさん遊びたくさん学んで欲しいと思います。

浅田 スミ子
 

                            
  
 
 

令和3年 3月

 ブランコの支柱の修理が終わりました。長澤造園の方々が材料も労力も無償で仕上げて下さいました。当日は、子どもが来る前から修理が始まっていました。登園した子ども達は「何やってるの」と言わんばかりにジ~ッと眺めています。大人の仕事を見ることは大切。子ども達は何を感じ考えたのでしょう。何らかの糧になったことは間違いないと思います。 
 今年度は、新型コロナウイルスの出現ではじまり、目に見えない感染の恐怖におびえ、予防にあたふたし、感染拡大に動揺した一年でした。ワクチン接種が始まったとはいえ、まだまだ解明できないことばかり。その様な生活の中で、折れそうになる心を救ってくださったのは、保護者の方々の惜しみないご協力と支え、そして何よりの栄養は子ども達のこぼれんばかりの笑顔でした。コロナによる休園や長期の休みには、近くに住む先生方が、電車通勤の先生方に代わって園内の仕事をしてくれました。たくさん話し合い、皆で支え合っての勤務でした。
 幼稚園に関係するすべての皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして、来年度もよろしくお願いいたします。

浅田 スミ子