宗教法人道会附属
松村幼稚園

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         園長のつぶやき  
 
 

9月

 
 
 
  夏休み、見たことのない虫が桜の木にいる、と日直で来ていた先生から報告を受けました。子どもに害があっては大変と消毒をしましたが、羽があり飛んで消えてしまいます。夏期保育で確認したところ、どうもカメムシの仲間のようです。生け捕りにしようとしても飛んで逃げてしまいます。ちょうど幼稚園の様子を見にいらしていた宇田川材木店の社長さんにお話しすると、子どもの網と竹の棒で上手に捕獲してくださり、それを写真に撮って、いつも自然観察でお世話になっている生態計画研究所の佐藤さんに送りました。「キマダラカメムシ」という最近増えている外来のカメムシで子どもに危害はないとの事。一安心です。

虫や蝶々が遊びに来てくれる幼稚園を目指すことは、害虫と呼ばれている虫たちとも共存しなければいけないということを改めて学びました。

その話を防腐剤塗りのお手伝いに来てくださったお父様と話していた時、虫に食べられたセミの死骸を子どもが持ってきました。「アリは死んだセミを食べて生きている。こうやって命は廻っているんだよ」とお子さんに話しておられたお父様の姿がなんとも心に残った夏でした。

                                                                                     

 

10月

   いつも会議等でご一緒していた幼稚園の園長先生がお亡くなりになりました。突然の事で大きな驚きと共に、残念でなりません。若く色々な方面でご活躍の先生でしたので、「前夜祭」はたくさんの方々が参列され、近親の方々が先生をお見送りするために、心を込めて準備されたことを感じる式でした。先生のお人柄が偲ばれました。ご挨拶の中で、ご自身も牧師であるお父様が「皆さん何か変だと思いませんか。年老いた私が残されこれからの息子が天に召される。おかしいと思いませんか。きっと神様は天の国での仕事を息子にお命じになり、呼ばれたのだと思います」と話されました。

 
  「心も体も大きくなり、やがては神様のお仕事のお手伝いができる人となりますように」といつも祈ってくださった元園長、山崎寿々先生。

「神様がお命じになったお手伝い」とは。自分の事を顧みながら、目の前の子ども達を見つめながら、一人ひとりに与えられた神様からのはからいの偉大さを感じずにはいられませんでした。        
                         

                                

                        

 

 11月

 

 カラッと晴れた秋空の下、子ども達は2本の大きな桜の木に見守られるように元気いっぱい思い思いの遊びを楽しんでいます。



ある秋らしい気持ちの良い日に、子ども達と一緒に見晴らし台の上でお弁当を食べました。

  「そとでたべるおべんとうはおいしいね」

  「おねえちゃんのなまえは○○だよ。13さい」

  「おとうさんはおしごとで2かいねてあしたかえってくるの」

  それぞれの子ども達が、今話したい話をワイワイガヤガヤ。賑やか賑やか。

  「あっ!かぜさんがやってきたね」

  「どこ?」

  「みえないけど、はっぱがうごいているよ」

  「本当だ。見えないけれどここにいるんだね」

なんともかわいい会話が続きます。

 「ちょっとあついね」

  「はっぱがなくなったからだね」

空を見上げると、確かに桜の木にはほとんど葉っぱがなくなっています

  「桜が坊主になっちゃった」

  「はははははっ」と大笑い。

なんとも幸せなひと時です。

 暑い夏の日は木陰を作り、寒い冬の日は枝の間から太陽の暖かさを運び、春には満開の花をつけ静かに子ども達の成長を見守り続けてくれた2本の桜の木。残念ながら左側の年老いた桜の木は12月中旬にお別れとなり、代わりに苗木が植えられます。何十年もの長い年月を重ねてきた幹には、苔が生えています。

 「ここさわるとふわふわしているよ」と子ども達。

 いつもいつも、しっかりと根を張り立ち続け、長い間幼稚園を見守ってくれた桜の木。太めの枝や、まだしっかりしている幹は、1年ぐらい乾かして子ども達の「積み石積み木」にしようと、計画中です。いずれにせよ、何らかの形で子ども達のために残しておきたいと思っています。

お別れの日も近くなってきました。感謝の気持ちをどう表したらよいのか、子ども達と一緒に考えながら、桜の木のそばで静かにその日を迎えたいと思います。

 

       

 

 

12月

  幼稚園の生活は、四季とともに進み、先人達が大切にしてきた自然への畏敬の念から始まった行事とともに歩んでいきます。

 早いものでもう12月。お母様方に大変お力添えを頂いたバザーも終えることが出来ました。当日は、懐かしい卒園生やそのご家族、地域の方々もたくさん来園してくださり、幼稚園が地域の方々と共にあると実感できる、開かれたバザーとなりました。委員長をはじめとしたバザー委員の方々、たくさんのお母様方、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。

 バザーも終わり、先週の木曜日には焼き芋会を、ご近所の皆様のご理解のもと無事に終えることが出来ました。残すは「餅つき」と「縦割り保育」「クリスマス会」だけとなりました。

 長い年月の間には、色々な出来事があります。ここ数年を振り返っても、一昨年は園舎に遮熱塗料を塗り、エコ対策をしました。昨年は「見晴台」を新しくしました。今年は、長年子ども達を見守ってくれた桜の木ともうすぐお別れです。色々な場面に立ち会えたことに感謝しながら、その場にいた者として、その出来事を大切にしっかりと胸にとどめておきたいと思います。

浅田スミ子

 

                                     
 
  
 
 
 
  
 
 

 

 
 
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園長 浅田 スミ子